10月3日(土)カカオ栽培から見える世界の流れ
10月3日(土)市民活動プラザむつあいと六会公民館の共催事業として『カカオ栽培から見える世界の流れ~六会,インドネシア・パプア,気仙沼でつながろう~』を開催しました。私たちにとって身近なチョコレートを通じてその原材料であるカカオの生産地インドネシア・パプア州の人々の生活を知るイベントです。インドネシア・パプアとオンラインで繋ぎ、リアルタイムで現地の様子を見ながら、現地の人々の話を聞きました。

今回のファシリテーターは、廣瀬康代さん(NPO法人APLA理事)です。カカオの生産が盛んなインドネシア・パプア州の現地の生活、栽培の様子などを教えていただきました。パプア州はもとオランダ領であった名残で人々は安い賃金での労働を強いられていました。NPO法人APLAはそんな彼らに、カカオからチョコレートをつくるワークショップの実施やクラフトチョコレートの製造販売を行うなど自分たちでビジネスをする力をつける支援をしています。今回は、彼らの中でカフェの運営をしているグループとオンラインで繋ぎ、現地に滞在しているAPLAスタッフとグループのメンバーからカフェの紹介をしていただきました。このカフェでは、チョコレートのアイスクリームも販売しているそうで、会場の参加者からは「食べてみたいな」という声があがりました。

終盤のコーナーでは、以前より市民活動プラザむつあいと交流のあり、またインドネシアと友好関係でもある宮城県気仙沼市でコミュニティーカフェを運営するメンバーにもオンラインで登場していただきました。そこで気仙沼とパプア州とでお互いのカフェの運営や取り扱う商品について質問がでるなど、気仙沼とパプア州が交流する機会にもなりました。

まだまだ多くの人々が集まるイベントの開催が難しい中、近日普及しているオンラインを取り入れることで多くの市民に参加いただけるイベントを開催することができました。また、参加者の中には県外から参加される方もいらっしゃり、近隣だけでなく遠く離れた土地にいる市民にもリアルタイムでつながることができる素敵な場をつくりだすことができました。
オンラインを活用した講座やイベントはこれからも開催をしていく予定です。ご興味のある方は、是非プラザからのお知らせをチェックしてください!
2020年10月20日